瑪瑙の庭

web物書き、大久保珠恵(おおくぼたまえ)の創作ブログです。主に自作小説のことを書いています。

「神魔部隊Oracle ブラウニー!! ブラウニー!!」公開中 monogatary.com

 こんにちは。

 

「神魔部隊Oracle」シリーズ最新作「神魔部隊Oracle ブラウニー!! ブラウニー!!」公開中です!!

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 お題は「メイドさんの誰にも知られたくない秘密」です。

メイドさんの誰にも知られたくない秘密|お題詳細 - monogatary.com

 

 さて、D9は勤務先に近いアーリントン近郊で暮らし始めました。

 勤務先から居住する住宅を指定され(契約内容に従って、ペンタゴンが家を買ってくれるという至れり尽くせり)、ま、とにかくそこに転がり込んだ訳ですね。

 

 ちなみにアーリントンというのは、軍人墓地とアメリカ国防総省ペンタゴン)があるところです。

 ここは、政府関係の職に就き、安定した収入のある上等な社会階級の人たちが居住している場所だそうで、アメリカ国内でも非常に治安のいい地域だそうな。

 D9みたいな若い美人が暮らしていても安心(中身は大量破壊兵器みたいな人物ですが)。

 

 さて、アメリカのけっこういい住宅ですから、そこそこ広い。

 庭付き。

 それに加えて、D9の勤務は決して規則的とは言えず、一人暮らしだと、家事負担が過重になってしまいます。

 これは、「Oracle」としても避けたい。

 なぜなら、D9の肉体(脱皮後の抜け殻)自体が貴重な対神魔兵器の材料になる訳です。

 いい加減な食生活などして、肉体の質を落としてもらっては困ります。

 そこで家事担当のスタッフ、メイドさんが送り込まれました。

 それが、本編の主人公、ラナです。

 

 ラナの正体は、家事妖精のブラウニー。

 元はイギリスに伝わる妖精で、茶色い巻き毛に茶色い衣装を着ているところから「ブラウニー(茶色さん)」と呼ばれる妖精です。

 彼らは気に入った人間の家事を手伝ってくれるのですが、その時に、ちょっとした「お礼」をするのが良いと、伝説では言われているのです。

 具体的には上等のクリーム一鉢だの、焼き立てパンだの、ミルクだの、はちみつだの。

 

 ラナの場合は、お礼に「一杯のミルク」を要求します。

 控えめですね。

 ただし、ミルクを飲んでいるところを、そのくれた主にも見せてはいけないという不思議な制限が付いています。

 

 かくして、D9は毎日出勤前にラナのためにミルク一杯をダイニングのテーブルの上に置いていってあげることにしています。

 休日は朝食後にミルクを置いて、後は部屋に引っ込んで、飲み終わるまで彼女の姿を見ないようにします。

 長く家を空ける時は、大きめのミルク瓶にまとめてミルクを注いで、そこから一杯ずつ飲んでもらうことにしています。

 

 これがないと、ラナが死ぬという訳ではありませんが、魔力の強化に役立つので、家事妖精として有能であり続けてもらうためには必須です。

 こういう不思議な制限、とっても神魔っぽくないですか。

 元神魔マニアの人間だったD9は、喜び勇んでミルクを捧げています。

妖精さんだぁ~~~(はぁと」とか言って。

 

 いや、真面目な話、ラナの料理の腕にD9のOracle隊員としての活動の質、そして脱皮後の「殻」(対神魔兵器の素材となる)の質がかかっているのですから、責任重大です。

 ラナもその辺はわきまえていて、きっちり栄養バランスの取れた美味しいものを作ってD9を支えています。

 

 でも絵面的には、人気のなくなったダイニングキッチンで、ごきゅごきゅ喉を鳴らしながら、ミルクを飲む可愛い女の子なんですよねえ。

 ほっこりするので、オープニングにごきゅごきゅシーンを採用しましたがw

 

 なんてことないゆるいお話のようですが、神魔部隊Oracleの裏方スタッフの日常の一コマとして読んでいただけたら幸いです。