瑪瑙の庭

web物書き、大久保珠恵(おおくぼたまえ)の創作ブログです。主に自作小説のことを書いています。

「巴ちゃんやりすぎです!!」公開中 monogatary.com

 こんばんは。

 

 monogatary.comに投稿した新作のご紹介です。

 

 日本史上に名高い女武者、巴御前の生まれ変わりのお姉さんのとんでもない活躍? を描く

「巴ちゃんやりすぎです!!」公開中です。

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 お題は「家族に偉人の生まれ変わりがいる」

家族に偉人の生まれ変わりがいる|お題詳細 - monogatary.com

 

 さて、ここで取り上げたのは、「巴御前」。

 平安末期の、伝説的な女性武芸者です。

 

 巴御前といえば、木曽義仲の愛妾であり、戦も共に戦ったとされる人物です。

 非常に美人でありましたが、戦いの腕前は一騎当千と呼ばれるほど。

 木曽義仲が落ち延びる時にも付き従い、追いすがってきた敵将の首を素手でねじ切った、などという伝説もあります。

 

 ちなみに彼女は平安末期の女性ですが、その頃には女性にも財産分与の権利が認められており、戦闘でもかなり高度な訓練を受けていた例もあることから、彼女の存在は必ずしも架空とは言いきれないものがあります。

 

 当時の高貴な武将は、身の回りの世話をさせ、同時に戦闘行為にも参加させるような女性(『便女(びんじょ)』と呼ばれていたそうです)を引き連れていることが少なくなかったことから、巴御前もこうした女性だったと見られています。

 

 もちろん、後世の脚色もあったことでしょうが、こうまで有名になるからには、実際に戦闘能力に優れた女性武芸者は存在したことでしょう。

 

 人間の命と尊厳が軽い、中世的野蛮さを持った人物が、当時の戦闘力のまま、現代社会に生まれかわったらどうなるか。

 ということで書いてみましたが、いやあ、やりすぎですね。

 人間の形をした猛獣ですね、この人。

 

 現代日本ではここ数十年、戦争はないので、巴御前の生まれ変わり、高城巴(たかしろともえ)ちゃんは、力をもてあまし気味。

 しかし、戦はないが、犯罪者はいる。

 そうだ、犯罪者狩りをしよう。

 犯罪者なら、多少手荒に扱っても、そう文句も言われまい。

 

 という殺伐すぎる理由で、犯罪者狩りを決意した巴ちゃん。

 そして、なぜか彼女の「狩り」に、便利に召し使われる、弟の修司くん。

 彼はきっぱり一般人なので、巴おねえちゃんの蛮行に震え上がるばかり。

 

 かくして電車の痴漢は指を関節と逆向きにへし折られ、ひったくりは原付から叩き落されてアスファルトに叩きつけられ。

 いや、まあ、犯罪者なんだから自業自得ですが、やりすぎです!!

 ……というお話でしたw