瑪瑙の庭

web物書き、大久保珠恵(おおくぼたまえ)の創作ブログです。主に自作小説のことを書いています。

「神魔部隊Oracle 魔界紳士録編」公開中 monogatary.com

 こんばんは。

 

 monogatary.comで「神魔部隊Oracle」シリーズ最新作、ナンバリングでは第三編になる

「神魔部隊Oracle 魔界紳士録編」

monogatary.com

 を公開いたしました!!

 

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 初めてのD9のペンタゴン勤務日。

 仲間になる神魔たちをおおまかに紹介することになる短編です。

 全六話。

 

 お題は「実は全員〇〇だった」

実は全員○○だった|お題詳細 - monogatary.com

 で投稿しています。

 要するに同僚が全員神魔だったってことですねw

 

 本当はもっといるのですが、実際に紹介するのは四名になります。

 

 Oracle総括者「プリンス」

 魔女「ナイトウィング

 神の槌「GH」

 冷酷なる天使「マカライト」

 

 プリンスは、文字通り「特務部隊Oracle」の総括を務める人物です。

 階級は大佐。

 13世紀のイギリスで、貴族の女性と、地獄の大物悪魔、ベルゼブブの間に生まれた「魔人」です。

 大物悪魔の血を受け継いだプリンスは、魔人としての地獄に影響力があるのはもちろん、人間としても、表の世界に強大な影響力を及ぼしていきます。

 上流階級の男性として、苛烈な政治的駆け引きの渦巻く社会を、何世紀にも渡って泳いできました。

 アメリカが建国してまもなく渡ってきて、新しい故郷でもかなりの地位と財産を築くことに成功します。

 そんな彼は今から40年ほど前、当時喫緊の課題であった、神魔による事件解決のための特務部隊「Oracle」の総括として、元よりコネのあったアメリカ軍から勧誘されます。

 かくしてプリンスを頂点にした「特務部隊Oracle」が設立され、アメリカ国内外で神魔による反米活動の鎮圧に尽力してきました。

 おそらく、人間としての顔も悪魔としての顔も持つ彼でなくては、全員神魔で構成された特務部隊Oracleを十全に回すことはできなかったでしょう。

 

 魔女であるナイトウィングは、今でいうならドイツあたりの出身の、その血も古い魔女の一族です。

 元は人間の女性でしたが、魔女になる素質を流浪の魔女に見いだされ、彼女の弟子となって魔女の素質に目覚めます。

 長年の修行によって、人間から神魔へと脱皮した彼女は、しかし、力をつけた直後から吹き荒れた、魔女狩りの嵐に巻き込まれることになります。

 壮絶な経験をし、仲間を何人も失いながら、ナイトウィングはヨーロッパ各地を転々とし、大航海時代が来てからは、海外にも移住先を求めました。

 実は、二、三十年ほど、日本に住んでいたこともあるようです。

 彼女の得意とすることは、主に医療、魔女術による魔法医療の分野です。

 Oracleでは、超常的な力を持った薬品類を作り出して、仲間の傷を癒したり、その力をブーストすることを行っています。

 目下の研究は、「旧き龍」であるD9の血を解析し、Oracleの神魔、場合によっては特殊任務を与える人間の兵士などにも投与できる薬品を開発することのようです。

 

「工兵」と作中呼ばれているGHは、正体は北欧神話の、いわゆるドワーフです。

 様々な神々の宝物を創り出したと伝説にある通り、現在のGHの任務は、人間にも装備できる、対神魔兵器を創り出すことです。

 この「神魔部隊Oracle」の世界の基本設定として、あくまで物理的な打撃に絞られている通常の人間の兵器は、どんなに強力であっても、神魔の肉体にダメージを与えられないというのがあります。

 神魔を倒せるのは同じ神魔か、さもなくば、神魔の肉体の一部を原材料として造られた、特殊な対神魔武器のみです。

 特務部隊Oracleは決して人数が多いとは言えず、アメリカ全土で引き起こされる神魔による事件を完全にはカバーしきれません。

 政府は、行く行くは、特殊訓練を受け、必要ならば神魔の肉体から採取される成分によって精製された肉体強化薬(姿を消した神魔を視認できたり、神魔の魔力に抵抗できたり、不死身に近い肉体の強度を与えたりする)を投与された、人間の対神魔特殊部隊の創設を構想しています。

 彼らの装備として考えられているのが、神魔の肉体を素材とした対神魔兵器なのです。

 極論さえ言えば、これさえあれば、単純な神魔との戦闘行為だけなら、訓練された人間でも神魔を制圧できます。

 GHは、D9の脱皮後の「殻」を使ってその対神魔兵器を開発・量産しようとしており、その行為を神話以来の栄誉と捉えているのです。

 

 さて、天使である「マカライト」は、いささか複雑な背景を持つ神魔です。

 彼の天使としての本名は、「バルキエル」といい、「阻止天使」と呼ばれる一団の天使に属しています。

「阻止天使」とは何ぞや? とお思いになることでしょう。

 これは、いわゆる悪魔がまき散らす様々な悪徳に対抗する、その悪徳を「阻止」するので「阻止天使」と言われる存在なのです。

 このバルキエルは「紛争」に対抗する阻止天使です。

 文字通り紛争を解決してくれるありがたい天使のはずですが、実際には様々な事情で、単純に彼の力ですべての神魔がらみの紛争が解決、という訳にはいかないのがつらいところです。

 そもそも、彼の阻止天使としての神威は、彼の権威に服従する理由のある、つまりヤハウェ神の勢力下に組み込まれた神魔や人間に対してでないと発動しません。

 異教徒や、異教の神魔には、力業で抑えつけるくらいしかできないのです(それでも、相手の戦意を失せさせる強大な力を持っているのですが、その神威が通じないほど強い異教の神魔には無力です)。

 同時に、もう一つ悩みがあります。

 実は、彼が属する天使勢力も一枚岩ではなく、他の勢力との妥協をあくまで拒絶する独善的な「過激派」が存在しているのです。

 その過激派の中には、天使の血肉を熱心な信者の人間に投与し、不死身の魔人軍団を作り上げて、一種のテロ活動にいそしむという、とんでもない連中がいます。

 彼らは熱心なキリスト教原理主義者の支持を得て、日々「反キリスト」と彼らが「認定」した存在や勢力を襲うことを続けているのです。

 バルキエルことマカライトは、心情的には潔癖であり、過激派に親和性が高い一面もあります。

 しかし、彼らが実際に引き起こす悲惨なテロには嫌悪感を抱いており、なんとかしないといけないと感じているのです。

 

 こんなところですが、いかがでしたでしょうか?

 お気に召す神魔は見つかりましたか?

 是非ご感想などお聞かせくださいね。