瑪瑙の庭

web物書き、大久保珠恵(おおくぼたまえ)の創作ブログです。主に自作小説のことを書いています。

「花神剣王」ご紹介 taskey

 こんばんは。

 

 taskeyにて、「花神剣王」(かしんけんおう)を公開開始いたしました!!

taskey.me

 

 時は寛永年間の江戸の町。

 女剣客、佐々木花渡は、相変わらず襲い来る刺客を返り討ちにする日々であった。

 彼女の正体は、かの剣豪・佐々木小次郎の忘れ形見。

 そんな彼女のいる江戸の町に、怪しき影が忍び寄る!!

 

f:id:tamae19:20180314222940p:plain

 

 いや、これは図書館で資料と格闘しながら書き上げた作品でしたね。

 

 江戸時代初期とか、好きなんですよ。

 私の先祖が、生き、愛し、憎んだ時代。

 戦国武士が死んでいき、太平の世に移行するのに、なお戦国の荒い気性が燃え残り、時折巷間で火柱を上げた時期。

 

 この時代の裏に、私の先祖、大久保彦左衛門もいたはず……

 といいますか、神野登陣佐常則(かのとじんざつねのり)くんは、私の先祖、大久保彦左衛門の甥っ子という設定です。

 彼の妻の妹(血は繋がっていない)の息子という設定。

 親戚を出す時代小説とか、斬新ではないですかw

 

 さて、ちょっと裏話。

 

 この神野登陣佐常則くん、実は、真面目な武士の子弟ではありませんでした。

 自分のなすべきことが見つからず、グレて巷で悪い仲間と暴れまわる、不良武士だったのです。

 しかし、そんな時に、陣佐くんは花渡と出会います。

 生意気な女だ、ちょっとひねってやろうとして……

 陣佐くん、あっさりひねり返されます。 

 あーーーーーあ。

 

 で、再開した時に、あの時の女だって気付く訳ですが、花渡の方はすっかり忘れています。

 まあ、そうですよね。

 しょっちゅう命を狙われているのに、ちょっとひねったその辺の不良の顔なんて、覚えてもいませんよね……。

 

 で、陣佐くん、尊敬してやまない伯父(大久保彦左衛門)のところに相談に行く訳です。

 かれこれしかじか、こういう訳なのだが、覚えてもおられない様子、どんな顔をしたらいいのだろう、宿神同士は親子なのだが……

 

 ま、そんな軟弱な質問したら、男気が裃を着ているような彦左衛門に怒られます。

 お前という奴は、恥を知れ。

 この上様のおひざ元にて、そんな目に遭っておられた姫君に、そのような。

 まず、男だったら誠心誠意お詫びし、何か困ったことはないかお尋ねせぬか!!

 孝の道も実行できぬふぬけが、何を生意気抜かしておるか!!!!

 

 まあ、そういわれては、事件の後、実は昔お会いしたことがある、あの時は俺も若くてバカだった、申し訳なかった、何か困ったことはないか……

 と尋ねたわけです。

 

 すると、まあ、

 いや、私も、日々不埒者に付け狙われていて、かの名高い彦左衛門様の甥御とは存じ上げず、ご無礼仕った。

 実は神社隣に屋敷ができるまで、泊まるところがないのだが、しばらく置いてやってもらえぬだろうか……

 という訳で、陣佐の厄介になる訳です、花渡。

 彦左衛門にも会うのですが、それはまた、別のお話。