瑪瑙の庭

web物書き、大久保珠恵(おおくぼたまえ)の創作ブログです。主に自作小説のことを書いています。

「記憶の始末」ご紹介 monogatary.com

 こんばんは。

 

 monogatary.comでお題「怪談収集家」に寄せて一気に書きあがた短編「記憶の始末」のご紹介です。

monogatary.com

 

 主人公は、筒平圭吾(つつひらけいご)という名の、ごく平凡な大学生の青年。

 

 彼は、某ゲーム(ポ〇モンGO)のレアキャラにつられて、近所の神社に、夜中に入り込んでしまいます。

 まあ、特に変なことした訳でもありません。

 悪い噂のあるわけでない、ごく普通の神社ですし。

 

 しかし。

 そこに「いた」のです。

 

 白いワンピースの女が、なぜか神社の裏手、真夜中に突っ立っていました。

 もちろん、こんなところにいる人間が「生きている人間」な訳はなく。

 

 圭吾くん、真っ青になって逃げだすのですが、どうも取り憑かれてしまったようです。

 風呂に入って頭を洗っている時、夜に眠ろうとしてふとカーテンの隙間から外の明かりが差し込んでいる時、そして誰もいないはずの部屋で原因不明の物音がした時……

 圭吾くんは、「それ」の気配を感じます。

 気配だけで姿を見せぬのが、なかなかいやらしいとこですね、この幽霊さん。

 

 実は、この圭吾くんの行動の元ネタは私自身です。

 例のゲームがリリースされた直後くらいに、真夜中にコンビニに出かけた帰りに近所の神社に入ってしまったんですね。

 いや、なんかいたんですもん、かわいいの……

 

 夜中の神社は、端的に申し上げてヤバかった。

 無茶苦茶怖いです。

 ぞっとして逃げ出し、家に駆け込みました。

 さすがに後ろからなんかついてくることはなかったですが、もうしばらく暗い部屋で寝られないほど怖かったのです。

 

 さて、作者と違って大弱りの圭吾くんですが、彼に救いの手を差し伸べる人物がいました。

 SNSで怪奇体験を愚痴っていたところ、怪談研究家を名乗る長谷部洪(はせべこう)なる人物から、詳しい話を聞かせてくれと申し出られます。

 渡りに船と、圭吾くんは彼に会う約束をし、実際近所のコーヒーショップで会うのですが……

 

 さて、ここから先は是非本編を。