瑪瑙の庭

web物書き、大久保珠恵(おおくぼたまえ)の創作ブログです。主に自作小説のことを書いています。

新連載「スキマノイカイ」ご紹介

 こんにちは。

 

「日帰りファンタジー短編コンテスト」

kakuyomu.jp

 に応募するための短編、

「スキマノイカイ」

kakuyomu.jp

 を連載開始いたしました。

 毎日昼12:00に更新いたしますので、変わった味わいのお昼のお供にいかがですか、ふふふ……。

 

 さて、この小説のテーマは「現実を侵略する幻想」です。

 主人公の宇留間和可菜(うるまわかな)は、弱小出版社の編集者として生活しています。

 眼鏡、キャリアウーマン風スーツの似合うグラマー美女ですが、生活はぱっとしない。

 勤務先の出版社は経営難で、倒産も現実の視野に入ってきました。

 今後の身の振り方に悩む彼女の前に、ひらひらときらめく羽が舞い降りる。

 それを拾ったことから、彼女は現実を侵略する異界と対峙することになる……。

 

 メタ的なお話をしますと、ちょっと風変わりな知識のある女性っていう設定を生かすために、マニアックな出版社に勤務している……という設定を付けたのですね。

 そして、出版不況ですから、マニアな人気を誇る出版社も風前の灯、と。

 同業ならずとも身につまされるお話だと思います。

 

 この小説のイメージ元は、以前にどこかで見た「絵」なんですね。

 現実の街並みが見える空間に亀裂が入って、その向こうに奇怪な異世界が広がっている……そんな幻想絵画だったのです。

 どこで見たのか忘れたのですが、強烈に印象に残っています。

 そのイメージを発展させて現実を侵食する異世界のイメージに結実させました。

 

 結構ビジュアルイメージを大切にしている作品です。

 今後のお話になりますが、美しい人外「妖魔」も登場します。

 とにかく人外としての造形を大事にし、現実と異界をつなぐロマンチックな橋渡し役にしたのです。

 まず男性の美形妖魔が登場しますが、後半に美少女妖魔も登場しますよ。

 どっちも美しい、耽美人外ですので、是非よろしくお願いします!!

 

 今回はお手本作品二本がどちらも男性主人公というだけあって、多分男性向けのお話が多くなりそう、と踏みました。

 で、私は女性主人公にして女性読者様を意識した妖美な作品に仕上げたかったのですね。

 せっかく新しいジャンル開拓期に当たって、女性読者様がつまはじきにされるような事態は避けたいなあと思いまして。

 もちろん男性読者様にもお読みいただけるよう、男前なライバル役、そして付き従う美少女妖魔……なんてキャラもいますよ。

 基本的に女性読者様が読みやすくするために、身近に感じる女性主人公、そして耽美な妖魔の造形、更にはきらびやかな「霊器」の設定など、女性的要素を盛り込みました。

 とっつきやすくなっていると良いのですが。

 

 主人公の和可菜は、かつてはヒーローに憧れていた元少女という設定があります。

 子供の頃の夢は「プ●キュア」とか「セー●ームーン」とかだったのですね。

 生活に疲れた大人になりましたけど、ヒーローと不思議に憧れた永遠の少女は死んでいない、新たに手に入れた力で、世界の不思議に立ち向かうぜ!! という感じですね。

 

 割と、女性だってヒーローに憧れたことはあると思うですよ。

 力へのあこがれは人間の永遠の夢ですしね。

 女の子だったら誰もがいわゆる「女の子らしいこと」にしか興味を示さないということは全然ないわけで。

 大人になってから思いがけず、甦った子供の頃の夢に殉じるって、ロマンではないです?

 私は、そういうロマンチックも書きたいなあって。

 

 こういうことで、是非「スキマノイカイ」お楽しみに!!