瑪瑙の庭

web物書き、大久保珠恵(おおくぼたまえ)の創作ブログです。主に自作小説のことを書いています。

「世界は骰子と遊戯盤」番外編 第二話「紅の皇子と碧の巫女姫」TRPG視点から

 こんにちは。

 

 異世界TRPGファンタジー 「世界は骰子と遊戯盤」番外編 第二話「紅の皇子と碧の巫女姫」完結いたしました!!

kakuyomu.jp

 

 さて、こちらでは、本作の主要テーマの一つであるTRPG的な視点で、この短編を解説させていただこうかなと思います。

 

 TRPG視点と言えば、メンバーの特徴ある武器もそうですが、シナリオの構成、並びにパーティ構成という点でお伝えしたいですね。

 

 さて、この「紅の皇子と碧の巫女姫」は、TRPGのシナリオ的に分類するとシティアドベンチャーということになります。

 全部が全部そうではないのですが、基本的に人の住んでいる街中で物語は進みます。

 ラーファシュルズ暗殺を目論んでいるだろう相手をおびき出すのに、メイダルの町中、つまり、現実世界で言うならライブカメラが大量に仕掛けられた大通りをわざと目立つように歩き回る、などということもしております。

 一応ニセ情報として、「ラーファシュルズはメイダル王宮に保護されている」という内容を流して敵を混乱させる……という手法も取るあたり、高度な情報戦という感じがします。

 実際のセッションでこれができたなら、なかなかのベテランプレイヤーではないでしょうか?

 

 かくして、敵とのファーストコンタクトは、メイダルは魔導工芸士の島アニスジャーラ島の大きな街での市街戦ということになりました。

 

 ええと、この襲撃してくる魔法生物というのが、悪夢(ナイトメア)型魔法生物と呼ばれる、人間の心に傷を刻んでコントロールするという、悪質な魔法生物なのです。

 周囲の巻き込まれたメイダル人たちは次々に倒れ伏す、ということになります。

 無論、パーティメンバーも心の中のトラウマを刺激されてえらい目に遭います。

 実際に記述されているのはラーファシュルズのトラウマですね。

 彼が八歳の時に遭遇した、王宮内で起こった爆弾テロの記憶です。

 幸い、彼はじめ女帝一家は怪我だけで済んだのですが、巻き込まれた使用人や臣下たちが相当数亡くなったり、取り返しのつかない怪我を負ってしまっています。

 ちょっとグロ描写があるのは申し訳ないのですが、実際に凄惨な事件ということを示すためなので一つ。

 

 ちなみに、ここで悲惨な最期を遂げた記述のある、当時の上級メイドですが、この方が次回作の主役になるシャイリーンの母君なのですね。

 こういう風に、ちょっと次回作ともリンクしています。

 

 さて、こういう風に人の心の繊細な部分を土足で踏みにじる悪辣な真似をする悪夢(ナイトメア)型を駆使する、敵黒幕に対する怒りを持ってもらおうというGM心。

 ここで、わざと一匹だけ逃がして、召喚獣を使ってアジトまで追尾するという作戦も、ベテランプレイヤー的な対応ですね。

 ……っていうか、この人たちのPLさんって神様ズなのでベテランなのは当たり前なのですが(世界の始まりからTRPGしてる)。

 

 ちなみに、こちらの作品はTRPGシナリオとしてはフリー素材にいたしますので、ご自身のシナリオなどに自由にご活用下さい。

 

 そしておびき出された場所で、またバトル!!

 という二段階構成になっております。

 ここでパーティ構成ですが。

 

前衛:ラーファシュルズ、マリウーラ

後衛:ドニアリラータ、マーディン

 

 ラーファシュルズはレイピアを武器に持ち、運命の流れに干渉できるので、絶対先攻が取れますね。

 マリウーラは敵の距離や性質に合わせた武装の他に、強力な防御魔法を使いこなすので、長期戦向きかも知れません。

 

 ドニアリラータは、完全な攻撃魔法使い。性質の違う召喚獣を多重に召喚できるので、通常の数倍の攻撃力と対応力となっております。

 マーディンは、二丁拳銃の弾丸の性質を調整することで、単純に射撃武器での遠距離攻撃の他、状態異常を付与することも可能です。

 

 TRPG的な観点で、なかなかバランスの取れたパーティだと思いますよ。

 タイプとしてはスピード型で先攻を取り、防御を固め敵に状態異常を付与して何もさせないで沈める嫌な感じのパーティですね(笑)

 

 TRPGモチーフ小説としては、なかなかいい雰囲気だと思うのですが、ご感想などお待ちしております。

 リクエストなども、こちらのコメント欄や、カクヨムの近況ノートコメント欄、ツイッターアカウントなどでお待ちしておりますm(_ _"m)

 

 近況ノート

「世界は骰子と遊戯盤」番外編 第二話「紅の皇子と碧の巫女姫」完結しました!!/大久保珠恵の近況ノート - カクヨム

 

 ではでは、また来月連載予定の第三話をお楽しみに!!